[どっか] 池田2号 : 「くそがあああああああああああああああああああああああ!!!!」

[どっか] 池田2号 : 少女のけたたましい声が反響する。

[どっか] 池田2号 : 「また華菜ちゃん!序盤で死んじゃったし!」

[どっか] 池田2号 : 「まぁでも1号に比べたら、頑張ってた方だよな!」

[どっか] 池田2号 : バシ!と背を叩くと。

[どっか] 池田 : 「ぐえーーー!」

[どっか] 池田 : 同じ格好の少女が悲鳴を上げた。

[どっか] 池田 : 「いてーな!?いやそうなのがムカつくけど……」

[どっか] 池田 : 「でもお前もお前で、死んじまったからなー!」

[どっか] 池田 : 「どんぐりの背比べってやつだし!」

[どっか] 池田2号 : 「うるせーーーー!!!!次こそ華菜ちゃんは勝負師として必ず勝ちをものにしてやるんだし!」

[どっか] 池田 : 「しししし!よく言うぜ!まぁでも、それでこそ華菜ちゃんだな!
 この程度でくよくよ諦めているようじゃ、勝負師名乗ることすら
 烏滸がましいってもんだし!しし!!」

[どっか] 池田2号 : 「ああ!」

[どっか] 池田2号 : 「─────そういうわけで、次こそ頑張れよ!」

[どっか] 池田2号 : 二人が目を向けた先にいるのは……。

[どっか] 池田3号 :  

[どっか] 池田3号 : 「うっし!この先を歩いていけば、小さな村があるって
 地図には書いてあるな!もうちょっとの辛抱だし!」

[どっか] 池田3号 : 山を登りながら汗を拭う、一人の少女がいた。
物語は、終わりもあれば、始まりもある。

[どっか] 池田3号 : この先一体どうなるかは分からない、まるでコイントスだ
いや、もしかしたらそれ以上に複雑な確率の連鎖によって
紡がれた盤面なのかもしれない。

[どっか] 池田3号 : それでも池田は戦い続ける、負けがあるからこそ、勝ちを渇望するのだから。

[どっか] 池田3号 :  

[どっか] 池田3号 :  

[どっか] 池田3号 :